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浄土真宗本願寺派 西法寺 大阪府柏原市

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浄土真宗とは

今月の法話

2017年1月の法話
「仏恩(ぶっとん)ふかくおもいつつ
              つねに弥陀(みだ)を念(ねん)ずべし」

「無明(むみょう)の闇(あん)を破(は)するゆえ 
             智慧光仏(ちえこうぶつ)となづけたり」
(2017年 真宗教団連合「法語カレンダー」表紙と1月のことば)
 あけましておめでとうございます。
 今年も真宗教団連合から出されていますカレンダーの「毎月の法語」をご縁に月々の法話を書かせて頂きたいと思います。

 今年の法語カレンダーの裏表紙には、法語についての解説が書かれてあります。その最後の部分には、
 『2017(平成29)年の法語カレンダーは、親鸞聖人のご和讃を毎月の法語に選び、日常生活においてその味わいを深めていただこうとするものです。殺伐とした空気の漂う現代社会で世界の平和を願いつつ、ご和讃を味わうことにいたしましょう。』と結んであります。 
 この文章を読ませて頂き、親鸞聖人の言葉は、私達が今生きているその場(日常)にはたらきかけるものであることを再認識させて頂いたことです。
 
 今年のカレンダーの表紙の言葉は
           弘誓(ぐぜい)のちからをかぶらずは
           いづれのときにか娑婆(しゃば)をいでん
           仏恩ふかくおいひつつ
           つねに弥陀を念ずべし
という、ご和讃の後半二行です。このご和讃の意味は、
 「阿弥陀仏のどんな命をも捨てることのない大いなる誓いのはたらきを受けとることなしには、いつこの苦しみの娑婆世界を出ることができるだろうか。
 私を極楽浄土に生まれさせ、阿弥陀仏と同等の悟りを開かせる阿弥陀仏のはたらきを深く思い、常に阿弥陀仏の名号をとなえましょう」(安藤私訳)
ということになります。
 いつでもどこでも念仏を称え、阿弥陀仏とともにある自分であるといただきたいものです。

 続いて1月の言葉は、
          無明の闇を破するゆえ
          智慧光仏となづけたり
          一切諸仏・三乗衆(さんじょうしゅ)
          ともに嘆誉(たんよ)したまえり
という、ご和讃の前半二行です。このご和讃の意味は、
 「周りの全く見えない迷いの闇を破って下さるのが、阿弥陀仏の光であります。迷いを破るのは仏の悟りの智慧ですから、阿弥陀仏は智慧光を放つ仏と名づけられるのです。そのため、阿弥陀仏は、すべての仏さま菩薩さまなどからほめ讃えられています」(安藤私訳)
ということになります。
 私の苦しみや悩みの闇を破るため阿弥陀さまは常にはたらいておられるということです。

 この2つ法語からでもわかりますように、阿弥陀仏は私たちが、どんな状態にあろうとも照らしはたらき続けてくださっていることです。
 日ごろからお念仏を称え、カレンダーの法語を読むことを心がけていくことで、安心できる私の世界が広がっていくのではないでしょうか。
 絶対に捨てることのない阿弥陀さまのおはたらきを、念仏(南無阿弥陀仏)させて頂き喜ばせて頂いたいものです。   
南無阿弥陀仏